さて、15日から【超緊縮シフト】真っ最中のうえしま。
こうなる事は8月20日には本社に連絡していたワケなんだが、本社は「求人広告を出すのみ」で対処したつもりらしい。
・・・・。
うえしまがこの店を預かって4年あまり。
津波被害が予想される浜松市でも南部の「人口目減り地帯」。
学校も無ければ工場も大規模ショッピングモールも無いこの場所。
「求人応募打率がびっくりするほど低い」土地柄でもあるんだよね。
つまり、「求人出しても応募が無い」
だから「リターンが無いから求人広告のコスト高い」
会社は「求人広告のコスト高過ぎる!
いくら掛かると思ってるんだ!お前が人を選び過ぎるからだろ!」と、
何度も求人依頼について難くせつけて来た。
そもそもバイトするような若者があまり住んでいないし、
普通の働き手は「工場の街」浜松なので就職口は多い。
わざわざ辺鄙な場所の赤字のガソリンスタンドでアルバイトする「価値」が感じられない。
「当然」なんだよな。
本社や、他の支店、それから学生やフリーターが居る「東京都内」じゃないんだヨ。
しかも、
うえしまが居る店舗は「店内清算式セルフ」というスタイル。
つまり、「清算担当分」として、他の一般的なセルフスタンドよりも人件費が嵩む。
4年前、まだうえしまが赴任した時にその話を上司にした。
「店内清算型のスタンドはどうしても経費が嵩むし少数派なのでお客様が戸惑う。
一般的なスタイルのスタンドに改装して欲しい。
その方が一時のコストは嵩むが将来的に安心だと思われる。
」
「すぐにそれが無理なのは理解しているので、清算担当分のコストは嵩むが当たり前のサービスを提供する為に、人員配置の枠を増やして欲しい。
」
「枠が増えれば、将来的に収益向上は見込める。
システム再構築とトレーニングの時間は経費が嵩むだけで収益増はあまり見込めないが、必ず回収出来るように努力する。
」
「人員配置の枠が増えれば、短時間勤務の人材を多く確保できる。
そうなれば緊急時でもサービス低下は最小限のリスクで済む。
つまり補欠の枠が出来る」
「都内から遠く離れた辺境の支店。
緊急時に簡単に他支店から応援にも来られないだろう。
しかも過疎化の地域。
人員確保の難易度は高い場所。
だからこそ、コスト高は飲み込んで貰って、こちらでリスクマネイジメントを含めて人員配置数を増やして欲しい。
」
そーゆー話をして、一旦は人員増をさせて貰った。
「話の分かる会社で良かった。
これで健全運営に向かえる。
盤石の備えで、目指すは増加コストの回収。
つまり収益拡大だな。
」
そう思ってオペレーションを始めて2ヶ月で、その運営スタイルに【ストップ】が掛かった。
人件費増加分は判っていた。
だから、まだ育っていないスタッフに代わってうえしまは頑張って、増えた人件費分はチャラになる所まで初月から持っていった。
しかし、本社の言い分はこうだった。
「人を増やしてやったのに、人数分の収益増程度じゃ【増えてないのと同じじゃないか】。
売上高が伸びても経費で相殺ではダメだ。
掛けたコストの倍は収益増しないと意味がない。
だからお前のアイデアは即終了せよ。
これは業務命令だ。
」
・・・・・。
業務命令とあれば、逆らう訳にはいかないので、致し方なく従った。
(こんな余裕の全く無い運営じゃ、伸びもしないしスタッフ指導も育成も出来ない。
きっと将来的に人材、人財不足で泣く事になるだろうな)
そう思っていた。
これまで、このブログを長く読んで頂いてる読者の方は判るだろうが、この店は何度も「人員的に危機」があった。
その都度ピンチに立たされ、本来うえしま個人の趣味のブログの筈のココに、
恥ずかしながら求人の話を持ち込む羽目になった。
幸いにも、その都度どうにかなんとかなった。
新潟のナカノが浜松に来たのはこのブログが理由だし、
お楓さんが現在バイトしてくれているのも、このブログでの告知があったからこそ。
つまり、もう数年前から、普通のガソリンスタンドとしての求人では人が来ず、昔からの長いスタッフとうえしま本人の縁故的な人材確保でしのいでいた状況だったのだ。
とうとうその縁故も底をつき、長く働いてくれたアルバイトさんも就職。
状況は詰んだ。
仲間は心配こそしてくれるケド、
勿論本業がありダブルワーク禁止という社内ルールの為に、働きに来る事での具体的な助けにはなれない人ばかり。
もうどうにもならない状況に、いよいようえしまは恥をしのんで本社に助けを求めた訳なのだがな。
今更求人広告だけ出して、どうするつもりだ。
それを出したからそちらの対応は終わりか。
予めこうなる事を先読みして連絡しておいたのに、こんな対応で済むかよ。
昨日、上司にその旨を改めてやんわりと連絡してみた。
・求人広告はとても有り難いのですが、応募はありません。
・うえしまはもう休日が取れず、なおかつ他のスタッフも負担増です。
皆もいつまで持つのやら不安。
・事態が急激に改善する見込みはありませんので、「定休日」や「営業時間短縮」をしてはどうか。
・こちらなりに手を尽くして求人活動もしていますが、既に手詰まりで困り果てています。
・都内からの社員の配置転換や、新入社員などの当方への配属予定はありませんか。
・このままでは年を越す前に、誰かがどうにかなって本当に運営が破綻しますよ。
上司からの返答はこうだった。
「メールは見た。
時短や定休日については、一応提案は預かる。
しかし、お前の店はスタッフが辞めてゆく。
指導が厳し過ぎるんじゃないのか。
どこの店舗だって、まだ至らない人材を抱えてじっくり優しく育てている。
そこの意識が足りないんじゃないのか。
それをするのもマネージャーとしての仕事だろう。
そこが欠けてるうちは、何人入れても同じことだ。
もっと優しく、おおらかに扱わない限り今回の件は再発する。
とりあえず求人は出した。
正しく対応せよ。
」
だそうだ。
もうなんかイヤになっちゃうよな。
この2年で辞めたアルバイトの理由を挙げれば、
・年齢的に就職する為にアルバイト退職 2名
・個人的な事情により、実家の稼業に戻って退職 2名
・そもそも収入が支出に見合わず、悩み苦しみ鬱を発症し退職 1名
・小さな子供を何人も抱えたお母さんが、収入の足しにと来ていたが、度重なる子供の病気にロクに出勤出来なくなり退職 1名
・高校生の友達同士の2人組が来たが、片方が無断欠勤を重ねるバックレ。
それにつられてもう片方も退職。
2名
・本業が忙しくなったからと退職 1名
・新天地で芸能活動をする為に退職 1名
確かに、性格的にうえしまが厳しいというのは理解する。
が、コレは上司の言う「お前が辞めさせてる」になるのかな。
無断欠勤や、度重なる遅刻。
お客様にデタラメ言って後にトラブル発生し指導。
それが「お前の気に入らない奴は切っている」という事になるのかな。
結局、上司の気持ちは
こちらに無駄な労力を使わせるな。
面倒ごとを持って来るな。
本社が心配なく運営してくれて、収益をあげろ。
店舗運営には口を出すが、咄嗟の救済はしない。
という事なんだろう。
なんだかね。
順を追って手続きしてるのがバカらしくなっちゃったよね。
既に危機的状況を超えて非常事態となっているのに、その言葉は聞きたくなかったよね。
だからアレだ。
うえしまの今後の舵取りは大きく2通りにしよう。
もし、誰かアルバイトに来てくれたら、改めてクリニックをする為の「走り屋天国」のガソリンスタンドとして継続。
某マンガみたいなスタンドを本社の意見は二の次でやろう。
「問題なく営業して、収益上がればなんでもいい」のなら、それもまた一つの道。
それに対して本社が不服なら、その時点でスッパリと、仲間全員で退職。
後はシラン。
【もう一つの道】
このまま人が来ないなら、身体とココロを潰される前に退職し、次の仕事に転職しクリニック完全終了。
自分と、本当に近しい友人だけにうえしまの技を使い、気軽に明るく楽しく過ごす。
もう、そのどちらかを選択するしかないかなと思うよ。
本社指示で動く会社員のつもりだったが、どうやらそうではないようだ。
どっちみち終わりなら、しばらく好き勝手にやらせて貰おう。
という訳で、
走りやクルマが大好きな諸君の、アルバイト希望を待っている。
週一でも良いし、短時間でも良いぞ。
福利厚生として、
・オイルや修理部品の社員割引
・洗車機やコーティング剤の社員割引
・暇な時にリフトや工具などが使える
・クリニックの技も社員割引
・クリニック仲間にも会えるかも
だ。
もうね、気分的には「叛逆者」だ。
やるか、いつ辞めるかは、君たち仲間の応募一つに掛かっている。
おしまい。